はじめに:痛いのは「気のせい」ではありません

「病院で検査しても異常がない」 「でも、椅子から立ち上がるのも辛いくらい、しっかり痛い」

そんな経験はありませんか?周りから「気持ちの問題じゃない?」なんて言われると、自分の痛みを否定されたようで悲しくなりますよね。

まずお伝えしたいのは、その痛みは「気のせい」ではなく、あなたの体で起きている「事実」であるということです。ただ、その原因が「腰の骨」ではなく、「脳のボリュームスイッチ」にあるのかもしれないのです。

1. 脳には「天然の痛み止め」がある

私たちの脳には、本来、痛みを感じたときにそれを抑える「天然の痛み止め」を出す機能が備わっています。

例えるなら、脳の中に「痛みのボリュームを絞るつまみ」があるようなイメージです。

しかし、

  • 仕事のプレッシャー

  • 人間関係の悩み

  • 「いつ治るんだろう」という不安 などが長く続くと、脳が疲れてしまい、このボリュームつまみが壊れて「全開」のまま固定されてしまうのです。

そうなると、普段なら気にならないようなちょっとした腰の重さも、脳が「激痛だ!」と勘違いして受け取ってしまいます。

2. 「怒り」や「我慢」が筋肉を硬くする

心と体はつながっています。 例えば、人前でスピーチをする時、心臓がドキドキして肩に力が入りませんか?

それと同じことが、日常的なストレスでも起きています。 特に「言いたいことを我慢している」「イライラを押し殺している」とき、無意識に腰周りの筋肉にはギュッと力が入ります。

  1. ストレスを感じる

  2. 無意識に腰に力が入る(筋肉が緊張する)

  3. 血の巡りが悪くなる

  4. 酸素が足りなくなり、痛み物質が出る

これが、ストレスが「本物の物理的な痛み」に変わる仕組みです。

3. 「痛いのが怖い」というループ

痛みが長引くと、人間は誰でも「また痛くなるかも…」と不安になります。

  • 重いものを持つのが怖い

  • 旅行に行くのが不安

  • 朝起きるのが憂鬱

実は、この「怖がる気持ち」がさらに脳を敏感にさせ、痛みを長引かせるという悪循環(痛みのループ)を作ってしまいます。

今のあなたは、いわば「防犯カメラが敏感すぎて、風で揺れた葉っぱにもサイレンを鳴らしている状態」なのです。

4. 改善への第一歩:自分を労わること

このタイプの腰痛を治すために一番大切なのは、腰を強く揉むことではありません。

  • 「異常がない」ことに安心する 骨が折れたり壊れたりしているわけではないので、動いても大丈夫なんだ、と脳に教えてあげましょう。

  • 「ホッとする時間」を増やす 好きな音楽を聴く、お風呂にゆっくり浸かる。脳がリラックスすると、壊れていたボリュームつまみが正常に戻り始めます。

  • 今の気持ちを書き出してみる モヤモヤを紙に書くだけで、脳の興奮が収まり、痛みがスッと引くことがあります。

当院ができること

当院では、硬くなった筋肉をほぐすだけでなく、「脳と神経の興奮を鎮める」ための優しい施術を行っています。

「骨に異常がないのに痛い」のは、あなたがこれまで一生懸命頑張ってきた証拠です。腰の治療を通して、心もふっと軽くなる。そんな時間を一緒に作っていきませんか?

一人で悩まず、まずはお気軽にお話を聞かせてくださいね。